効率化が技術力向上に繋がる
CADで設計をするようになってからも、しばらくは紙に図面を印刷して工場の人に渡していました。ですが見間違えがおきたり、細かい所が見づらくて確認が必要だったりと、効率が悪かったんです。
2012年頃からCADのデータを工場の人にも渡して、工場の中でもデータを見られるようにしました。それからは、細かい部分をパソコン上でチェック出来るようになったことで見間違いによるミスも少なくなりましたし、直接確認する回数も大幅に減りました。
工場の人達もパソコンでデータを見ながら製作することによってレベルが上がって、以前に比べて高度な話も出来るようになってきたなというのは感じてます。
パソコンとCADを有効に利用することで、工場と設計の連携がよくなり、会社全体の効率と技術の向上につながったと思っています。
正確さへのこだわり
人間のやることなので、どうしてもミスは出るんです。
それ自体は仕方のないことですが、それを限りなく0に近づけるというのは目標にしています。
手書きの図面と違って、パソコンの図面は長さや重さといった数字は打ち込んだ通りに出てきますので、もしもおかしな図面が出来てしまったとしたら、人間が間違ったということになります。
より間違いのない効率的な業務が出来るようになるためにはどうしたら良いのかというのは、日々考えていますね。
新しく出てきた鉄骨の工法や技術も積極的に取り入れて知識をさらに豊富にしながら、日々の細かいチェックを怠らず、より正確なものを作っていきたいと思っています。
とびまで一貫して請け負える安心感
冨山工業で作った鉄骨の建方のほとんどは、グループ会社の廣大組が請け負っています。
とびを持っていない他社だといつも同じとびが来るとは限らないので、気心が知れてる現場監督さんやお客様からは、「いつもの廣大組さんだから大丈夫だね」と言っていただけますね。
一般的に工事の管理を行う際には、大勢いる現場の人間をスムーズに動かすことに頭を悩ませることが多いと思いますが、いつも同じ、しかも身内の人間で出来るというのは、現場代理人である私としてもとてもやりやすいですし、お客様にとってもメリットが大きいことだと思ってます。